負圧式・可変ベンチュリー型のSUキャブレターの特徴
負圧式・可変ベンチュリー型のSUキャブレターは、1系統でガソリン量をコントロールしており、CVキャブレターと比べてかなり重いサクションチャンバーピストンを装備しています。
そのため、CVキャブレターに比べると、穏やかな吹け上がりになることが特徴です。
SUキャブレターの独特のフィーリングを好むファンは、数多くいます。
しかし、ダイヤフラム式でなく、内壁面の大きなサクションチャンバーの密閉度がゆるいことがネックのひとつ。
密閉度がゆるいために外気の湿気などからの影響を受けやすく、アルミ材質のサクションチャンバー内とサクションチャンバーピストンとの間が腐食したり未燃焼不純物の流入が発生したりしやすい構造になっているのです。
特に梅雨や台風といった雨が多い季節には、ピストンが張り付いてしまうことによって始動不良がおこることがしばしば。
日頃からこまめにハーレー オイル交換などと同様、定期的にメンテナンスして、腐食や未燃焼不純物の流入を防ぐように心がけることが重要です。