ハーレーキャブレターガイド

ハーレーのキャブレターの役割は、ガソリンと空気を混合して、エンジンに供給することです。

キャブレターによる混合気の供給方法は異なり、この供給方法によって、ハーレーの乗り心地は変わってきます。

ハーレーのキャブレターが行なう混合気の供給方法の中で、FCRやHSRに代表される「強制可変ベンチュリー型」について説明します。

「強制可変ベンチュリー型」は、アクセルに連動したピストンバルブを直接コントロールすることで、ベンチュリー径を可変させるタイプのキャブレターです。

まずは、ピストンバルブに固定されたニードルジェットによって、ガソリンの吸入量を増減させます。

アクセルで直接バルブをコントロールすることができるため､アクセル開閉に対する応答性が大変高いのが特徴のひとつ。

ダイレクトな乗り心地を実感できます。

一方で、気軽にラフなアクセルコントロールをしてしまうと、ベンチュリー径の急激な変更に対して、負圧によるガソリンの供給が追いつかずに、失速してしまうこともあり、これがデメリットのひとつです。